糖尿病検査

かなりの高血糖とならない限り、糖尿病には自覚症状がありません。そのため当院では「糖尿病診断のための検査」及び「糖尿病及び境界型の患者さまの定期検査」を行なっております。

血液検査

・ 血糖値

血液中に溶けている糖分(ブドウ糖)を直接測定しています。糖尿病でなければ、血糖値は80−140mg/dl程度で推移します。

・ HbA1c

1-2ヶ月の平均的血糖の推移に相当します。6.4%以上が糖尿病に相当し、上昇するほど平均血糖値が高いことを示しています。

・ CPR、インスリン

膵臓のインスリン分泌能を評価します。インスリン治療の必要性やインスリン離脱の可能性などを知ることができます。

・ 膵頭関連自己抗体(抗GAD抗体、抗IA-2抗体)

1型糖尿病の診断に用います。2型糖尿病として治療中にも、実は緩徐進行型1型糖尿病であることがあります。血糖コントロールに難渋している際には抗GAD抗体、抗IA-2抗体を精査する必要があります。

・ 肝機能、腎機能、血中コレステロール、中性脂肪、NT-Pro BNP

糖尿病により種々の臓器への影響の評価や、動脈効果の進展を予防するため、脂質の評価を行なっていきます。
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尿検査

尿糖、尿タンパク、微量アルブミン、尿ケトンの検査を実施しています。
尿タンパク、微量アルブミンを用いて、糖尿病の3大合併症である、腎臓に対する評価を行います

持続血糖測定器

1

FreeStyleリブレ

3

ガーディアンコネクト
予測アラート機能付きリアルタイムCGM

4

FreeStyleリブレPro

尿持続血糖測定機器とは、皮下に刺した細いセンサーにより、間質液中の糖濃度(間質グルコース値)を持続的に測定することで、1日の血糖変動を知ることが出来る医療機器のことです。そのため睡眠時の血糖推移や食事に伴う血糖変動を把握することができ、低血糖/高血糖の予防やインスリンの治療に力を発揮します。